2012年6月7日木曜日

過ぎたるは及ばざるが如し

栄養摂取の重要性は、何も今に始まったものではあるまいが、摂れば良いというものでもないそうだ。

俗によく言われるのが栄養のバランスで、バランス上不足しがちな野菜や海藻類は、特にしっかり摂るよう子供の頃から聞かされてきた。

そして、特に葉酸と呼ばれる栄養素は細胞を作る働きを担うため、体内に胎児を抱える妊婦の場合、特に積極的に取るべきだというのは最近何かで読んだ覚えがある。

 ところがである、国立健康・栄養研究所というところが発表した内容は、葉酸の摂りすぎや摂取時期が不適切だと、胎児に喘息のリスクを高めてしまい、母体自身もじん麻疹を発症しやすくなるというものだった。

特に警鐘を鳴らしているのがサプリメントの弊害で、「食品やシリアルに比べて、サプリメントは特定の栄養素を凝縮している分過剰になりやすい」ということらしい。

ちなみに、葉酸は一日あたり多くても1mgを超えないようにし、摂取時期も妊娠の1ヶ月以上前から妊娠3ヶ月までの間が、推奨期間とされている模様だ。

周りに妊婦がいる場合、念のため知らせてあげたほうが良いでしょう。